「建てたい」気持ちが家づくりのスタートです!
2.金利や補助金は「きっかけ」にはなっても「決定打」にはなりにくい
はじめに
「家を建てるならいつがいいですか?」「今って建て時なんでしょうか?」
注文住宅を検討しているお客様から、こうしたご質問をいただくことはとても多いです。
金利、補助金、不動産価格の動向など、確かに家を建てるタイミングを左右する要素はたくさんあります。
しかし、これまで多くのお客様と向き合ってきた経験からはっきりと言えることがあります。
それは、家を建てる一番のタイミングは「建てたい」と思った時だということです。
1.「建てたい」という気持ちが何よりの原動力になる
とてもシンプルですが、家を建てるかどうかを決める上で最も大事なのは、ご自身の気持ちです。
本当に家を建てたい、マイホームがほしいという気持ちがあるからこそ、間取りを考えたり、土地を探したり、資金計画を立てたりといった前向きな行動につながっていきます。
過去のお客様を振り返ってみても、「家を建てたい」と思った背景には、何かしらのきっかけや想いがありました。
たとえば、家族が増えた、賃貸に不満を感じた、実家の近くに住みたいと思ったなど、人それぞれ違いますが建てたいと思う理由には、必ずご自身の中に“納得できる根拠”があるものです。
2.金利や補助金は「きっかけ」にはなっても「決定打」にはなりにくい
もちろん、金利が低い時期や補助金が手厚いタイミングというのは、家を建てる上での後押しになります。
ですが、それらの外的要因だけで「建てるかどうか」を判断するのは、少し危険でもあります。
たとえば、「今は補助金が出ているから急いで建てたほうがいい」と言われて焦って計画を進めたとしても、
本当はそこまで建てたいと思っていなかった場合、納得のいく家づくりにならなかったり、後悔してしまう可能性もあります。
そもそも、補助金や制度というのは毎年見直されるもので、「今年より来年の方が条件がいい」「再来年はもっと良いかも」と考え出すと、
いつまで経っても建て時が訪れないということにもなりかねません。
3.「建てたいと思った時」が一番の建て時です
迷っている方にお伝えしたいのは、ご自身が「そろそろ家を建てたいな」と思ったそのタイミングが、実はベストな建て時であるということです。
なぜなら、「建てたい」という気持ちがある時は、自然と情報収集にも前向きになり家づくりの準備もスムーズに進んでいきます。
そして、建てたいという想いがあってこそ、自分にとって本当に必要な家が見えてくるのです。
まとめ:他人の基準ではなく、自分の気持ちが最優先
家を建てるというのは、人生において非常に大きな決断です。
だからこそ、金利や補助金といった「外側の情報」ばかりに振り回されるのではなく、
まずは「自分は本当に家を建てたいと思っているのか」という気持ちに正直になることが何より大切です。
制度や条件は、プロの私たちがきちんとご案内できます。
でも、「建てたい」という気持ちはお客様自身の中にしかありません。
だからこそ、その気持ちが芽生えた時が、家づくりのベストなスタート地点です。