「住宅性能が高い」とはどういうこと?
はじめに
「住宅性能が高い家」と聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
多くの方は、「冬暖かくて夏涼しい家」=「断熱性能が高い家」と考えるのではないでしょうか。
もちろん、断熱性はとても重要な要素のひとつです。
しかし、住宅の性能とは断熱性だけでは語れません。
本当に性能が高い住宅とは、さまざまな性能項目をバランスよく備えた“総合力のある家”のことなのです。
1.性能はひとつじゃない:多角的に見る家の品質
住宅には多くの性能項目があります。
断熱性のほかにも、
気密性(すき間の少なさ)
耐震性(地震に対する強さ)
耐久性(長持ちする構造か)
メンテナンス性(維持管理のしやすさ)
防音性や防火性などの安全性
劣化対策や省エネ性能
など、家づくりにおいて考慮すべき項目は実に多岐にわたります。
どれか一つだけが極端に優れていても、他の性能が低ければ、暮らしやすさや安心感は損なわれてしまいます。
2.例えばこんなケース:バランスを欠くとどうなるか
たとえば、断熱性能が非常に高い家であっても、気密性が低ければどうでしょう。
室内の暖かい空気がすき間から逃げてしまい、冷暖房効率は悪化。
結局、光熱費が高くついてしまうことになります。
また、構造的に強くて地震には強い家でも、外壁のメンテナンスが難しい設計であれば、将来的に多くの修繕費や手間がかかってしまいます。
「〇〇だけ良ければOK」という発想は、長く快適に住むうえではリスクになり得るのです。
まとめ:バランスの良い設計を
本当に住宅性能が高い家とは、すべての性能がバランスよく設計されている家のことです。
断熱性、気密性、耐震性、耐久性、メンテナンス性——
これらをトータルで考えることが、将来にわたって安心・快適に暮らせる家づくりの基本となります。
家は人生の中でも大きな買い物です。
一つひとつの性能項目を丁寧に見て、バランスのとれた住まいを選ぶことが何より重要です。
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